活動報告

「2020夏季オリンピック実施競技の決定結果を受けて、宇津木理事長がコメント!」

 日頃は、弊社の活動の趣旨にご賛同頂き、ご支援・ご協力を賜り、誠に、有難うございます。この度、2020年夏季オリンピック実施競技の決定に際し、以下のとおり、宇津木理事長より、アルゼンチンからメッセージが入りましたので、ご報告申し上げます。

尚、宇津木理事長は、9/11(水)に帰国予定です。


【宇津木理事長メッセージ】


9/8(日)PM10:00~、第125回IOC総会が、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われ、昨日の開催地決定に続き、2020夏季オリンピックでの実施1競技の選挙がIOC委員により行われ、私たちの目標であった、「野球・ソフトボール競技」が実施競技に残ることが、残念ながら、出来ませんでした。

アテネオリンピック(2004年)終了後の2005年に、北京オリンピック(2008年)を最後に野球・ソフトボール競技がオリンピック競技から除外されることが決定以降、私としては、公益財団法人日本ソフトボール協会と共に、多くの皆様の支えを頂き、国内はもとより、ソフトボール後進国でありますヨーロッパやアフリカ等、世界に飛び出して普及活動を行って参りましたが残念ながら、2020年での夏季オリンピック競技に野球・ソフトボール競技を復活させることが出来ませんでした。

敗因として幾つかありますが、大きくは、以下の2点が挙げられます。

① ヨーロッパのIOC委員への普及活動等の取組みが浸透していなかった。
② 組織力・政治力が弱かった。

9/3(火)に日本を立ち、アルゼンチンのブエノスアイレスで最後のロビー活動を行い、この結果を現地で聞き、残念で悔しい思いをしましたが、その場に立ち会えた事は、大きな収穫でもありました。

東京招致が決まり喜びに浸り、その後のこの結果ということで、複雑な思いでなかなか心を整理できませんが、ここで歩みを止めることなく、次のチャレンジをするしかないと気持ちを切り替え、いつも私を助けてくれる、心の中にいる強い宇津木妙子が表に出てきて、自分を奮い立たせています。

「ソフトボール競技が、この世の中からなくなるわけではないのですから」

今後、前述した敗因を関係者の皆様と分析・克服し、再び、オリンピック競技に、野球・ソフトボール競技が復活できるように、若い指導者等も巻き込み、組織を強化した上で、普及活動に邁進したいと考えています。

また、オリンピックと同等の「世界一」を競う大会等の新設も検討していかなければならないとも考えています。

野球・ソフトボールをやっている子供たちに、「野球・ソフトボール競技でオリンピックに出場したい」という夢を叶えてあげ、目標を失わないような環境も整えて行ければと考えています。

終わりになりますが、今日まで、ご支援・ご協力を頂いた関係者の皆様に、この場を借りて御礼すると同時に、引き続きご支援・ご協力をお願い申し上げメッセーッジを終わります。
有難うございました。


宇津木妙子